4姉弟のハハ日記

1997年生1娘、2000年生2娘、2002年生3娘、2005年生4太の過去日記

1娘の出産:助産院1泊で退院:1997年6月

1娘の出産後。

まだ、私とへその緒で繋がったままの赤ちゃんを、抱っこする。

助産婦さんの手から渡されると、赤ちゃんは泣き止んだ。

お母さんが分かるのかな。

なんか見つめられた気がする。

 

なんて小さい人間。

でも、自分のおなかに入ってたと思うとすごく大きい。

頭が長細くて、顔はしわくちゃで、猿みたいだけどなんてかわいい。

胎脂もついてない、なんてきれいな赤ちゃん。

すっごく幸せで、さっきまでの痛みもあっという間に忘れてしまった。

 

自然に胎盤が出るまで、1時間近く、分娩台の上で赤ちゃんと一緒に過ごす。

初めての授乳も。

まだ出が悪いだろうおっぱいに、一生懸命吸い付いてくる。

 

チチが、へその緒をはさみで切った。

切る瞬間、痛いのかちょっと泣いた。

でも、生れて私が抱っこしてから、他には全然泣いてない。

キョロキョロしたりまどろんだり、すごく安心してる様子。

 

1時間後、自分で歩いて病室に戻る。

ちょっと疲れてるけど、会陰切開もしてないから、もう元気。

赤ちゃんは、同室のベビーベッドで、寝息を立てている。

寝てるだけなのに、ずっと見てても飽きない。

チチと顔を見合わせて、ニヤニヤしてしまう。

 

実家に出産報告の電話をした後は、名前の相談をしたり、
助産婦さんの手作りの食事をいただいたり、
お昼から沐浴指導を受け、のんびりと1日過ごす。

夕方には、石川の実家から、私の父母が、お世話の為に飛んできてくれた。

 

助産婦さんが「どうせここでも寝てるだけだから、
家でゆっくりできるなら、帰って良いよ」というので、
普通は、1週間くらい入院するところを、アパートに帰ってしまった。

アパートでは授乳とおむつ替え、沐浴だけが私の仕事。

あと、はおばあちゃんに任せて、ゆっくり休ませてもらいました。

 

妊娠初期、「立会い出産したい」とチチが言い出した時は、
恥ずかしくてやだなあと思ったけど、
実際出産してみて、一緒にいてくれて本当に心強かった。

それも、病院みたいに単に同席するだけじゃなくて、
助産婦さんに助けてもらいながら、夫婦で一緒に出産したような実感があった。

「いいお産で楽しかったね。次の赤ちゃんも楽しみだね」

ってワクワクうれしくなるようなお産でした(^^)