「ハムタロオ」ビデオ
1娘:1娘の「とっとこハム太郎」熱はおさまらず、
毎朝、起きると「ハム太郎のビデオある?」と確認します。
土日に1本だけ借りてきて見てましたが、今日はもう返してたので、
「今日はないよ。まだ今度ね」と答えると、ご機嫌ななめ。
でもまあ、1日持ちこたえて、友達とのお遊びから帰ってきた夕方のことです。
1娘は、引出しの中のビデオを、1本1本ビデオに入れて、
画面をチェックしています。
「やっぱりないねえ。ハム太郎のビデオ。
ねえ、このビデオ、なんにもシール貼ってないよ。何かなあ。」
と、以前、チチがF1のレースを録画したまま、
置いてあったテープを、持ってきました。
保存用ではないので、タイトルを張らずに、置いてあったものです。
「チチが見ようとしてた、車のビデオだよ」
と教えると、
「これ、ハム太郎のビデオにしようよ。それっていい考えでしょ?」
(「それっていい考えでしょ?」というのは、最近の1娘の口癖です。
何か提案する時に言います。)
「まあ、使ってもいいとおもうよ。どうするの?」
「へへへ、シール張るの。」
と言って、タイトル用のシールをビデオの背に張って、
「ハムタロオ 4,5,6,7」と赤の色鉛筆で書きました。
「この数字は何?」
「4と5と6と7の、4つのお話しが入ってるの。」
(レンタルビデオには、1巻に全4話が収録されてるので、そのつもりですね。)
と、言って、1娘はそのテープをビデオデッキに入れて、再生しています。
画面に出てきたのは、コースを走るF1の車。
「やっぱり、ハム太郎映らないね。」
と、ため息をついてました。
わかってても、ちょっと期待してたんだろうなあ。
けなげだぜ。
今度、ちゃんと、ハム太郎のアニメを、録画してあげようかな。
「今度、ハハが、ハム太郎のビデオに、変身させてあげるね。」
「えー?どうやって?いつ変身するの?」
「ないしょ。楽しみにネ。」
2娘:今日は、近所の小さい子達と、目の前の私道で遊んでました。
1才大きい男の子Mくん、半年大きい男の子Yくんと女の子Aちゃん、
そして2娘の、4人です。
この年代は、一緒に遊ぶということが出来ないので、
一緒にいても、それぞれ勝手なことをしています。
手押し車や三輪車を出すのがいつもの遊びで、それに追加して、
Yくんの家の敷地内にひいてある砂利で、砂遊びならぬ砂利遊びをしたりします。
2娘は三輪車に乗って、MくんとYくんが手押し車に乗って走りまわってました。
2娘が、乗っていた三輪車からおりて、私の足元に寄ってきました。
「もう、三輪車いいの?疲れちゃった?」
と抱き上げると、抱っこはイヤなようで、抵抗します。
そして、私の足を抱えて、ぴったり張りつくのです。
どうしたのかなあ、と思っていると、
Yくんが手押し車から降りて、ほかの遊びに移りました。
すかさず、2娘はさっと私から離れて、Yくんの手押し車をつかみます。
なるほど、あっちに乗りたかったのね。
2娘は、1娘といても、欲しいものがあると、
正面から「ちょうだい」と取りにいかず、
手が離れたところを見計らって、さっと手を出します。
2娘は、すぐには乗りこまずに、手をかけてゴロゴロ車をゆすり、
「これ、乗ってもいいかなあ」というように、Yくんを斜めに見つめます。
気がついたYくんは、自分の車に2娘が手をかけているので、
涙目になってしまいました。
「僕の車なのに」
と言ってるような気がします。
でも、Yくんが取り返しに来ないので、
その涙目にはおかまいなく、2娘は、車に乗ってしまいしました。
Yくんが、やさしくておとなしい男の子だということもあるけど、2娘、強いかも(^_^;)