4姉弟のハハ日記

1997年生1娘、2000年生2娘、2002年生3娘、2005年生4太の過去日記

2004年9月9日児童文学作家:村山早紀さん

最近、図書館で1娘のためによく本を借ります。

気になる本があれば、私も読んだりします。


そういう児童向けの本の中で、特に心に残った作品達がありました。

先日、ふと、図書館で見てみると、なんとみんな同じ作者さんだったんです。

びっくり。

そういえば、そういう作風っていうか、根っこにあるものは同じかも。

これはもう、作者さんに魅かれてるんだなぁって思いました。


それが、村山早紀さんです。
「シェーラ姫のぼうけん」「風の丘のルルー」「アカネヒメ物語」などが
シリーズで発刊されてます。

他にも幼児向けの絵本や大人向けの作品も。


主人公は人と違う不思議な力を持ってはいるけれど、
ピュアな心を持った優しくて勇気のある女の子。

出会ったいろんな人たちと、
関わることになった事件を通して、交流を深めていきます。


魔法の存在する世界だし、事件を解決するために魔法の力も借ります。

でも、物語の始めに閉ざして頑なになっていた人の心を開いていくのは、
魔法の力ではなくて、主人公のまっすぐな気持ちに触れるから。


時には胸が痛くなるほど切なかったりするけれど、
最後には口元がホッとほころんで胸が暖かくなります。


人には弱い面も暗い面もあるけれど、良心や勇気だってある。

ちょっと目線を上げて深呼吸をしてみたら、
今まで見えなかった希望が見つかるかもしれない。


そんなふうに、読んだ人を優しく勇気付けてくれます。

傷ついて下を向いていたら、何も言わず、
目の前に暖かいミルクを差し出されるような優しさです。


小中学生向けの作品ですが、
大人でも、かつてのピュアな心を思い出させてくれる、癒される作品です。

 

twitter.com

 

www.amazon.co.jp