2004年10月6日2娘:負けるが勝ち
2娘と3娘はいつもくっついてて、
仲良く遊んでいたかと思うと、次の瞬間にはケンカになって3娘が泣き、
私にちょっと抱っこに来て、気が晴れるとまた2娘と一緒に遊ぶ、という繰り返しです。
まぁ、結局仲がよいのですね。
<ケンカパターン:その1>
多いケンカの理由は、物の取り合いです。
それも、3娘の持っているものを2娘が何も言わずに取り上げて、
持ち去って隠れてしまうのです。
3娘は2娘の後を追って「さっこ、の~!(3娘の)」と主張するのですが、
2娘は洗面所やトイレに隠れて出てきません。
すると、3娘はどうしようもないので、ハハに言いつけにくるのです。
「にこ、さっこのないないちた~。めーちゃ、ないない~。だっこちて~(ToT)
(2娘が3娘のないないした。メルちゃんなくなった。抱っこして)」
とつたない言葉で一生懸命訴えるので、
泣いてるチョーかわいい3娘をよしよしと頭を撫でながら抱っこして、
隠れてる2娘には鬼になってしまうのでした。
「2娘、黙って取ったらいけないって言ってるでしょ。」と叱ると、
2娘がドアから半分顔を出して
「だって、3娘、ずっとつかっててずるい」と口を尖らせて答えます。
「ちゃんと3娘に『貸して』って言って
『どうぞ』ってしてくれるまで待ちなさい。
3娘、お願いしたらちゃんと貸してくれるから。
一旦『ごめんね』して3娘に返そうね」
と3娘を下ろして2娘の前に立たせます。
2娘もしぶしぶながらお人形を3娘に返し(でもごめんねは言わない)、
すぐ「貸して!」と手を出します。
せっかく帰ってきたお人形を離すものかと、
3娘は人形を抱えて私の後ろに隠れます。
すると今度は2娘が「ほら、貸してくれないじゃん」と涙目で訴えます。
私は3娘に向き直って
「お姉ちゃんにも後で貸してあげてね。順番こだよ」と言うと、
3娘はしばらく人形を見つめた後(いろいろ考えてるんでしょうね)
「じゅーばーこ(順番こ)」と言って、2娘にお人形を渡すのです。
えらい!
3娘ってちゃんと人に譲ることができるのよねぇ。
こうなると2娘も一人で怒っていられず
「3娘ありがと。さっきはごめんね」
と謝ることができ、やっと丸く収まるのでした。
はじめから2娘がちゃんと『貸して』って言えると、
起こらない騒動なんだけどなぁ(-_-;)
<ケンカパターン:その2>
次は場所の取り合い。
3娘はともかく、2娘はやたらと3娘に対抗して、なかなか譲れないのです。
ソファでもお布団でも、
たぶん遊ぼうと、2娘を追いかけて3 娘が近づくのだと思うのですが、
2娘は私の場所に近づかないで、というように手足を広げて場所取りをして、
3娘を押しのけようとしてしまうのです。
そうする と3娘も2娘を押し始め、痛い、蹴った、叩いた、と
どちらかが泣くことになってしまうのでした。
で、この間、2娘に「負けるが勝ち」という言葉を教えました。
ちょっと用法は違うのですが、
「3娘と張り合って蹴られて痛い思いをするより、
3娘から離れて別の遊びをしたほうが楽しいでしょ」と。
すると「わかった。『負けるが勝ち』ね。頭にカシャってしとくね」と答えてくれました。
「頭にカシャ」はきっと「カメラで写真を撮るように覚える」でしょうね。
今朝、またソファで2娘と3娘が押し合いをしていたので
「負けるが勝ちよ」と一声かけると、2娘が気がついたように立ち上がって、
私のほうに来てふふっと笑って言いました。
「負けるが勝ちだね。2娘わかったでしょ。えらい?」
えらいえらい。
これも、はじめから2娘がけんか腰でなけりゃ、起こらないのよね~。
ま、一言で解決するようになって、ちょっとうれしい。
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