1娘:褒めるって難しい
1学期も、もうすぐ終わり。
各学期の締めに行われる保護者会に、行ってきました。
夏休みの過ごし方や宿題、プールや防犯について連絡があり、
1学期の子ども達の様子を担任が総括し、あとは時間があまったので、担任から
「お子さんが、2年生になってから成長した、と思うことを、
1分ずつでも、順番にお聞かせください」と言われました。
15,6人の保護者が出席していたでしょうか。
私とチチは、指名された周り順で最後のほうだったので、
興味深くみなさんのお話をうかがってました。
「あまり、成長したと思うようなことが無くて・・・」とか
「ごまかしたり、言い訳したりの、要領だけうまくなった気がします」とか
「昨日も宿題をやらないので、ケンカしたばかりで・・・」とか、
ほとんどの方が『成長した』と思われる
いわゆる『褒める』ことを発言されませんでした。
ごく一部に「野菜を食べるようになった」「勉強に意欲的になった」
という方もいらっしゃいましたが、
その後に必ず「でも、こんなことが心配で・・・」と否定的な発言。
私が発言したのは
「朝起きてから登校するまで、
1年のときは、ずっと1娘に『○○したの?つぎは○○の準備でしょ』
と口うるさく行っていたのが、
最近、『朝起きてからすることリスト』を作ってからは、こまごまと指示しなくなって、
『はい、リスト見てね』と言うと、準備が進むようになり、
1年生のときよりも、早い時間に登校できるようになりました」ということ。
同席していたチチも、
「体力が付いたのか、熱が出なくなった。
やりたいことがあると、朝5時半でも起きるようになった」と前向きな発言。
ま、その前の質疑応答で、
「娘が、ランドセルに、全教科の教材を入れっぱなしで、
時間割どおりの準備をしないのですが、
注意しても『どうせ、時間割どおりじゃないから、これでいいの』と言います。
いいのでしょうか」
と、先生に質問したのは、ハハです。
「実際、なかなか時間割どおりにいかないので、
本人がそれでいいと言うなら、別にいいです」と答えをもらいました。
今の教科書は薄いから、全教科入れてもそんなに重くないのよね。
それで忘れ物がなかったり、本人なりの『準備を楽にする工夫』かもしれないものね。
現実、保護者にとっては、出来がよかろうがわるかろうが、
自分の子が一番かわいいって思ってると思うんだけど、
日々の生活の中では、親から見ると、発展途上の子ども達は未熟に見えて、
あれもできない、これもできない、きちんとしなさいって叱ることが多いのよね。
赤ちゃん時代は、あれも出来た、これも出来たって思えるのに、
小学生になるとなかなか、子どもなんだから出来なくて当たり前、
こんなこと出来るようになったんだねって、褒めること少なくなっちゃうなぁ。
チチは「褒めるところなんて、探さなくてもたくさんあるのにな~」って言ってます。
素直、読書好き、賢い、器用、好奇心旺盛、病気しないなどなど・・・
言われると「そうだよね~」って思うんだけどね。
う~ん、チチはえらい。
ついでに日本って、愚妻愚息って言葉もある謙譲の美徳の国だし。
自分の子を褒めるって、「自慢して感じ悪い」って思われるかもって不安はあるもの。
みんなで、子ども自慢、気軽にしたいな~
**2016年**
うちの子、ほんと、4人とも、素晴らしい子達なんですよ~。
心理学を学んだおかげで、幸せを感じる閾値が、下がりました(^^;)
少しずつですが、できないことや、無いものにこだわらず、
できることや、有るものに、感謝できるようになってきました。
もちろん、褒められないことも多くて、毎日、注意してます。
朝、自力で起きられないとか、忘れ物多いとかは、4人ともそんな感じだし、
個別に、不得意なことも、やめてほしい癖とかも、ぼちぼちあります。
でも、そんなの、親の私だって、できないこと、たくさんあるもの。
子ども達みんな、素直だし、基本的に真面目だし、人の悪口言わないし、
勉強や部活とかも、そこそこ頑張ってます。
毎日、頑張ってるね、よくやったね、できたね、すごいね、って、
意識して「褒めて育てよう!」とかの気負いじゃなく、本気で、思ってます。
何より、大きな病気やけがもなく、成長していることは、心から有り難い!
「ありがとう」は、毎日伝えてます。
こんな素晴らしい子どもたちなんですけど、
なかなか身近な人を前にしては、褒めにくい。
謙譲の美徳を実践されてる方々の中で、
ひとり、親ばか全開ってわけにはいきません。
なので、同じ年頃の子どもがいない、地域も離れてる仕事仲間とかに、
「親ばかしていい?」って聞いてから、
「留学、決まったの~。オール5なの~。最優秀論文に選ばれたの~」とか、
自慢させてもらって、ストレス発散してます(^^;)
お付き合いくださって、こちらも、感謝感謝です。
育児ブログも、もともと、子どもが小さい頃の面白いエピソードを、
忘れてしまうのが、もったいない、
子どもが大きくなったら、子ども時代、こんなだったよ、って伝えたい
と思って、始めましたが、今では、我が子自慢の一面もあります。
拙いブログに目を止めてくださって、ありがとうございます!